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※美容皮膚科の患者様のみご利用可能です

アトピー性皮膚炎 INSURANCE

アトピー性皮膚炎について

アトピー性皮膚炎とは

アトピー性皮膚炎とは、かゆみをともなう湿疹ができたり治ったりを繰り返すことが特徴的な皮膚の病気です。皮膚の赤み、ブツブツ盛り上がるような湿疹、ジクジクとした湿疹という症状がみられます。痒みがあるため、肌をかきむしってしまいさらにバリア機能が低下し、そこに汗や食べかすやほこり、細菌やカビがさらに炎症を起こして湿疹を繰り返してしまうという悪循環に陥りやすいのも特徴です。強いかゆみは睡眠不足など生活の質の低下にもつながります。かゆみでお悩みの方は当院にご相談ください。

アトピー性皮膚炎の原因

アレルギー体質

皮膚のバリア機能遺伝子や免疫関連遺伝子など、遺伝的な要因が関与していることがわかっています。家族にアトピー性皮膚炎や他のアレルギー疾患を持つ方がいる場合、発症リスクが高まります。

環境要因

ちりやほこり、汗、細菌やカビなど外界からの刺激などによって体の内部を保護する皮膚のバリア機能が弱まり、アレルゲンが体内に入り込むことでアレルギー反応が起こります。

ドライスキン

乾燥した皮膚は外部からの刺激を受けやすく、かゆみを生じます。

アトピー性皮膚炎の原因は、遺伝的な要素やさまざまな外からの刺激に敏感に反応し皮膚が炎症を起こしやすくなることです。皮膚の症状を悪化させる要因は汗・ストレス・ハウスダスト・ダニ・カビ・食べ物など、人によりさまざまで、1つの要因ではなく、複数の要因が重なっている例が多くみられます。

このような場合はご相談ください

このような場合はご相談ください

  • 強いかゆみに悩んでいる
  • 湿疹が長期間治らない、または悪化している
  • 皮膚が乾燥している
  • 市販の薬や保湿剤で改善しない
  • かぶれやすい
  • 繰り返し湿疹ができる

当院の治療方法

外用薬

・ステロイド外用薬

皮膚湿疹部分の炎症をおさめるのに使用する標準的な治療です。アトピー性皮膚炎治療の抗炎症薬として小児から成人まで広く使用されています。種類によって作用の強さが異なるため、年齢や患部などにより患者さん一人ひとりに合った強さのステロイド外用薬を処方します。

・コレクチム軟膏(JAK阻害薬)

タクロリムス軟膏と同様にステロイドの塗り薬で良くなった後、良い状態を続けてステロイドの使用量を減らすために使用されます。生後6ヶ月以上から使用可能です。

・プロトピック(タクロリムス)

免疫反応を抑制する作用のある軟膏です。ステロイド外用剤の副作用が出やすい顔や首の皮疹に使用されます。また、ステロイド外用薬で改善がみられた後、ステロイドの使用量を減らすためにも使われています。

・保湿剤

皮膚の乾燥を防ぐため保湿剤をきちんと塗ることで、湿疹の出現を予防できることができます。

内服薬

・抗アレルギー剤

かゆみを抑える、アレルギー反応を抑えるなど補助的に使う薬です。

日常生活で気をつけるべきポイント

薬による治療のほか、日常生活でも皮膚を清潔な状態に保つことやストレス管理が重要です。 生活環境を整え、定期的に医師の診察を受けることで、症状の管理がしやすくなります。

よくあるご質問

Q

アトピー性皮膚炎は治りますか?

A

アトピー性皮膚炎のゴールは症状がないか、あっても軽く、日常生活に影響がなく、薬による治療をあまり必要としない状態に到達し、その状態が続くことです。完全に治ることは難しいですが、適切な治療と日常のケアで症状をコントロールすることが可能です。

Q

ステロイド外用薬の副作用が心配です。

A

長期間使用することで皮膚が薄くなるという副作用がみられますが、これは定期的に診察を受けて正しい使用方法を心がけていただくことで充分に防ぐことができます。